京都府長岡京市内での気密測定(中間検査)

京都府長岡京市内 気密測定(2022年11月2日)

とある工務店さんからご依頼があり、気密測定を行ってきました。
今回は中間検査のご依頼です(完了検査のご依頼も請けております)。
通常の日本の気密測定は減圧試験(室内を負圧に保った状態を作り出して測定を行う試験)のみ行いますが、今回は加圧試験も実施することになりました。
これまで建てていた住宅では気密測定は行っていないということで、初めての気密測定でどれくらいの気密性能が出るのかを把握したいということでした。

構造は木造在来工法で、内装材の石膏ボード裏の気密シートで気密を確保しています。
すでに一部石膏ボードを張っている箇所もありましたが、おおむね施工前の状態で検査をすることができました。

測定値はC値で0.9(小数点第2位は四捨五入というJIS規格のきまりです)ということで、初めての気密測定ということでしたがかなりしっかり気密がとれている状態で私もご依頼いただいた社長も一安心。
減圧試験と加圧試験の結果の差も大きくなく、減圧試験でのC値は約0.93、加圧試験でのC値は約0.87となりました。

今回、特に漏気が気になった箇所としては第一種換気装置のダクトが一か所に集中して9本ほど立ち上がり天井ボードを貫通している箇所がでした。各ダクトのあいだから漏気が確認されたため、その場で補修用のウレタンを吹き付けていただきました。